1. 外傷による靭帯損傷や骨折
☞ 事故やスポーツによる骨折、半月板、靭帯損傷は腫れを伴います。
2. 酷使による腱炎や中度の捻挫
☞ スポーツなどでの酷使により、筋肉や靭帯に炎症が起こっている可能性があります。
3. 変形性膝関節症、外傷後の癒着
☞ 膝の外傷や手術後の癒着によって痛みが発症します。
4. 筋力低下や不安定性
☞ 過去の膝の損傷による機能不全や、腰痛に関連する神経系の低下によって膝の不安定感が感じられます。
5. 他の炎症性の疾患や関節症、内臓からの関連痛
☞ 膝の痛みが出る前に、他の部位の関節炎などの症状があった場合。また炎症性の疾患や関節症からくる膝の痛み。
外傷による骨折や半月板・靭帯損傷、内科的な原因から起こるものは専門医の診療が必要です。
カイロプラクティックでは、急性期を完全に過ぎた後の癒着を防ぐための処置として、必要に応じて膝関節に緩やかな動きを促したり、血液循環を良くするための施術を行います。
また、膝の痛みをかばう為に見られる他の関節の癖を改善し、二次的な痛みが起こらないように予防します。
カイロプラクティックにおいて、膝で起きている構造的な問題を改善することはできませんが、間違った膝の使い方や関節の運動障害を改善させ、膝の関節が正しく動くように補正してあげることは可能です。
また下記の様に腱とその周辺軟部組織の癒着が原因で起こる症状は、カイロプラクティックの施術効果が期待できます。
ランニングなどの反復動作による膝のオーバーユースによって起こる、外傷でなない膝の痛みは以下のようなものがあります。
【膝蓋靭帯炎・ジャンパー膝】
【膝窩筋腱炎】
【腸脛靭帯摩擦症候群】
【ハムストリング腱炎】
【鵞足包炎】
膝関節は大腿骨と膝蓋骨から成る大腿膝蓋関節と、大腿骨と脛骨から成る脛大腿関節で構成されています。
腓骨と脛骨から成る脛腓関節は膝の動きに直接は関連しませんが、機能障害が起こると膝関節障害に影響します。
膝蓋骨から大腿四頭筋に沿ったライン(赤)と、膝蓋骨から骨盤の前側にある上前腸骨棘を結んだライン(青)の成す角を《Q角》と言います。
Q角は膝蓋骨が大腿骨上の溝に正しく位置しているかどうかを表しています。
大腿骨と脛骨の回旋に異常があるとQ角が変わり、膝蓋骨の軌道障害によって膝の痛みを引き起こす原因になります。
また、膝関節の他に
の異常により、膝へ関連痛が出る場合もあり、これらの関節運動障害の除去が膝症状の緩和につながるケースもあります。
膝の症状でお困りの方は、是非一度ご相談ください。